こんにちは、オーディオマニアのYです。
最近、よく見かける通学・通勤中の学生・サラリーマンが装着している非常に便利な「完全ワイヤレスイヤホン」。
「自分も試してみたいけど、どれを選べばいいか分からない。」と思っていませんか?
そんなあなたにおすすめな「完全ワイヤレスイヤホン」を紹介します。
今回は、有線イヤホンで多くのファンを獲得している日本のオーディオメーカー「final」から、メーカー初のワイヤレスイヤホン「 ZE3000」のレビュー記事となります。
こんな人におすすめ
- 自然でスッキリとした音が好み。
- コスパ良く、音質も妥協したくない!
- ジャンルを問わず、オールマイティに音楽を聴きたい。
- 胸ポケットなどに入れて、気軽に持ち運びしたい。
製品概要
「final」とは、千円~数十万円と幅広い価格帯のオーディオ製品を自社開発&販売しており、オーディオマニアのみならず、幅広いファンから支持を得ている人気の国産ブランド。
また、「ag」というサブブランドを展開し、ワイヤレスイヤホンを中心とした製品の監修をしており、そこで培ってきた音づくり・技術を結集させて、「final」から満を持して初のワイヤレスイヤホン「ZE3000」が発売されました。
「ZE3000」は、累計販売台数が国内外で数十万台超えを誇るfinalの有線イヤホン「E3000」の音質を超える完全ワイヤレスイヤホンを作るというコンセプトで構想から約2年の歳月を経て、開発されました。
本製品は、VGP2022の企画賞と金賞をW受賞しており、オーディオマニアに留まらず、プロからも評価の高いイヤホンです。
スペック
機能 | 規格 |
通信方式 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
---|---|
ノイズキャンセリング | × |
外音取込み | × |
連続音楽再生時間 | イヤホン本体:7時間 ケース込み:35時間 |
充電時間 | イヤホン本体:1.5時間 充電ケース:2時間 |
重さ | 約41g (イヤホン片側:4.5g×2+ケース:32g) |
防水性能 | IPX4 |
ワイヤレス充電 | × |
アプリ | × |
ワイヤレスイヤホンのスペックを語る上で、
- ノイズキャンセリング
- 外音取込み機能
- ワイヤレス充電
- マルチポイント
などといった便利機能が最近のトレンドですが…
本製品は、これらの機能はなく、スペックだけを見ると微妙だと思われるかもしれませんが、その不満が吹き飛ぶくらい音が良いです。
AptX Adaptive対応
48kHz/24bitのワイヤレス伝送には対応しています。
防水性能
外出時にあるちょっとした雨や汗にも対応できる防水性能「IPX4」があります。
操作感
タッチセンサーの感度は、良好です。
ライトやロゴの面には、タッチセンサーがないため、装着時の誤操作は、ほぼ起きません。
音楽を聴くとき
操作 | 左 | 右 |
---|---|---|
1回タップ | 再生 / 停止 オン / オフ |
|
2回タップ | 音量を下げる | 音量を上げる |
長押し | 曲戻し | 曲送り |
通話時
操作 | 左 or 右 |
---|---|
1回タップ | 着信受話 |
2回タップ | 着信拒否 |
長押し or ケースに収納 | 通話終了 |
Siri / Googleアシスタント
操作 | 左 or 右 |
---|---|
3回タップ | Siri / Googleアシスタント起動 |
本製品の特長
- 新設計ドライバー「f-Core for Wireless」を搭載
- 筐体の内部圧力を最適化する「f-LINK ダンピング機構」
- 見た目より安定した装着感
- ちょうどいいイヤホンケースのサイズ感
①新設計ドライバー「f-Core for Wireless」
finalが本製品のため、1から設計・開発されたドライバー(音導板)が、この「f-Core for Wireless」。 ほとんどの完全ワイヤレスイヤホンは、ソフトウェアでのイコライザーによって、音質調整されているため、聴き疲れしやすい原因があると仮定しました。
これを解決するために、ハードウェアによって改善し、イコライザー無しで音質調整することで、聴き疲れしない音質にすることができたとのこと。
②「f-LINKダンピング機構」
本来、イヤホン本体に「ベント孔」という小さな穴を開けて、筐体内の空気を外に逃すことで自然な音域を作るのですが、完全ワイヤレスイヤホンに孔を開けてしまうと防水性能が下がってしまいます。
そのため、多くのワイヤレスイヤホンは、防水性能を確保するため、筐体の「ベント孔」をどう処理するか考えられています。
本製品では、それを解決するために開発された新技術が「f-LINK ダンピング機構」です。
「f-LINK ダンピング機構」は、ベント孔を開けずに、開けたときと同様に内部圧力を調整して自然な音域を作り出すというトンデモ技術!
③装着感
イヤホン本体の形状が角ばっており、耳が痛くなりそうな形状ですが、長時間装着しても、痛くなりませんでした。
(ただし、個人差があるので、購入前には、一度、試聴をおすすめします。)
耳ポケット(ピンク色)、イヤーピース(緑色)、耳珠(青色)の3点で本体を保持することで、装着感がより安定します。
また、この3点全てに圧迫感が分散されるので、装着感は優れており、自分の耳にあったイヤーピースのサイズを選べば、耳からイヤホンが抜け落ちる心配もないです。
付属品のシリコン製イヤーピースは、人気の高いイヤーピース「final E-type」全5種類のサイズが同封されています。
④イヤホンケース
片手に収まるほどのケースのサイズで、ケース自体が握りやすく、手によく馴染みます。
サイズ感が良いので、ズボンのポケットやスーツの胸ポケットなどにスッと出し入れでき、持ち運びしやすいです。
また、イヤホン本体もイヤホンケースも表面の加工がカメラなどに使用されるようなシボ加工が施されており、指紋や汚れが目立ちにくく、高級感があります。
音質
ワイヤレスイヤホンなのにまるで有線イヤホンで聴いているかのような感覚を味わえます。
①各帯域ごとの評価
- 高音
音抜けが良く、音場が広く感じられる。
ドラムのハイハットが、耳に刺さらずに気持ちよく聞ける。 - 中音
ボーカル、ギターなどが粒立ちが良く、混ざることなく聞こえる。 - 低音
タイトに締まった低音で、音の立ち上がりが早く、レスポンスが良い。
沈み込むような低音(重低音)は感じないが、必要十分に出ており、低音の物足りなさはない。
②音のバランス
フラットなバランス。
低音が重く迫力があるといった特徴的な音質ではないものの、ワイヤレスイヤホンにありがちな粗削りがなく、自然で聴き疲れしにくいスッキリとした音で、長時間聴いていられるイヤホン。
特徴的なところは、ウィスパーボイスやボーカルの表現のほか、ドラムのタムを叩いた音の広がりなどの生楽器の表現が素晴らしく、特にアコースティックな音楽と相性バツグンです。
聴く音楽のジャンルを問わず、どんなジャンルでも、オールマイティに聞かせてくれる優等生なイヤホンとなります。
音漏れ
環境:iPhoneと接続し、音楽を聴く。
音量50%くらいで、少し音漏れしているかなというレベルです。
音量40%くらいだと、音漏れの心配はないです。
※音源によっては、音が大きくなるものもあるので、ご注意を。
個人的には50%を超えると大きすぎるかなと思えるレベルなので、適正な音量は、30%~50%くらいが妥当だと思われます。
口コミ
「ZE3000」に関する口コミを集めてみましたので、参考としてください。
良い口コミ
”ドンシャリ好きでしたが、ZE3000が大変評価が高かったので興味本位で購入してみました。
初めて聞いたときは低音が物足りなくて、すぐに売りにだそうと思ってしまいましたが、何度も聞いていくうちに高音域のキレイさにハマっていき、現在よく使用しています。”
”ブランド初のワイヤレスイヤホンで、ここまで満足感のある音を出してくるとは、思いませんでした。
有線イヤホンに引けを取らないくらい良い音でした。
これはコスパ良いと言っても過言ではないと思いました。”
”ZE3000で特に特徴的だと感じたのは、ドラムの音です。
他のイヤホンでは、ドラムの音が、正面の遠い位置から鳴っているように感じ、そこを聴くために音量を大きくしがちでしたが、ZE3000は、小さい音量でも爽快に聴くことができました!
そして、まるで自分がステージ上にいて、ドラムがすぐ近くにいるようで、ドラムの叩いている様子が事細かく捉えられ、自分と音が一体化するような感覚を味わえます。
気に入って即購入。
低音の量がなきゃ良い音ではないという考えが改まった一品です!”
悪い口コミ
“音質は、極上のフラットで、この音をワイヤレスイヤホンで味わいたい人は、買うべきです。
しかし、装着感は、正直最悪です。
形状的に耳に入れ辛く、角ばった部分が耳に当たり痛い時もあります。
下手な装着をすると、低音がスカスカのしょうもない音になってしまいます。
他のfinal製品はここまで入れ辛くないのに、なぜこれだけこんな最悪なのか…”
口コミまとめ
音質については、概ね評価が高いですが、中には、筐体が独特な形状のため、うまく装着できない方もいます。
装着感など、個人差があるので、購入前は必ず試聴することをおすすめします。
結論
- 自然でスッキリとした音が好み。
- コスパ良く、音質にも妥協したくない!
- ジャンルを問わず、オールマイティに音楽を聴きたい。
- 胸ポケットなどに、気軽に入れて持ち運びしたい。
を求めるなら、このワイヤレスイヤホン、一択ではないでしょうか。
気になった方は、こちらをチェックください。
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